●遠刈田温泉から南に車を走らせ、不忘山の南東方向に回り込むともう観光客が少なく、牧歌的風景が広がります。そうした道を進み、小さな看板に導かれて横道に入ると、広々とした風景の中に「蔵王開拓温泉」がありました。そういえば、この近くには「不忘の湯」もありますね。
●難点なのは入浴料の高さで、最近値下げしたとはいえ大人800円と少し高額です。そのため空いているのではと想像しましたが、駐車場には数台の車が停まっていました。駐車場に向かう道の右手には源泉井があります。
●幾つかの巨岩が配置された内湯があり、サッシ窓の向こうには大きめの露天風呂があります。内湯と露天風呂は繋がっているので、内湯からジャブジャブ歩いて露天風呂に向かいます。青空のもとの露天風呂は陽射しが眩しく、とても気持ちの良いものです。内湯は褐色の薄濁りで、露天風呂はこれよりもさらに濁っています。おそらく酸化の度合いの違いでしょう。
●泉質的にはこの地域によく見られる土類系の温泉で、サビ味かつ弱塩味のキシキシ感のお湯で、わずかな石膏臭も知覚できます。内湯では角の石組みの上から、露天風呂では別途塩ビ管から源泉が注がれています。ただ、内湯では源泉に直接加水されていて、だいぶ温めの湯となっていたのが残念です。むしろ露天風呂の方が適温でした。なお、カランのお湯は源泉そのものでかなりの高温ですから、火傷しないように注意しましょう。
(2013.06.09記)
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不忘山の南東山麓の広々とした大地にあり、気持ちの良い立地条件です。

巨岩を配した内湯には、加水ながら褐色の薄濁りのお湯が溢れています。

板塀に囲まれた露天風呂のお湯は、少し濁りが強いように感じました。
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